2020年11月04日

チュニジアのスタートアップ企業が3Dプリント筋電義手を開発

 チュニジアのスタートアップ企業であるCure Bionics社が3Dプリント筋電義手を開発した事を公表しました。
 https://dhaouafimed.wixsite.com/curetunisie

 3Dプリント筋電義手は、腕に取り付けられた筋肉の動きを感知するセンサーと、それを解釈して指に指示を伝えるAI支援ソフトウェアで動作し、横に曲がることができる手首と関節で曲がる指を備えており、着脱可能で太陽光発電の充電器を介してソーラーパワーで駆動することも可能となっています。

 Cure Bionics社は、理学療法を通じて筋電義手の使い方を学ぶことができる、ビデオゲームのようなバーチャルリアリティシステムの開発も計画しています。

 Cure Bionics社は、3Dプリント人工義手を、数ヶ月以内に約2,000〜3,000ドルでチュニジアやアフリカ諸国で販売したいとしています。

 ビデオゲームのようなバーチャルリアリティシステムで筋電義手の使い方を学ぶことが可能になれば、普及が加速していくかと思います。但し、日本では、公費助成の要件が厳しく、普及に対して前向きでない状況となっています。

 日本政府は、海外のスタートアップ企業と日本の中小企業を繋ぎ、公的資金を投入し、補装具等を必要な方へ普及するように取り組んでいって頂きたいところです。


posted by Auctor at 01:53 | Comment(0) | 時事ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする