https://www.folkhalsomyndigheten.se/nyheter-och-press/nyhetsarkiv/2021/oktober/anvandningen-av-modernas-vaccin-mot-covid-19-pausas-for-alla-som-ar-fodda-1991-och-senare/
スウェーデンでの、モデルナ製ワクチンの使用停止は、現時点で2021年12月1日までとなります。
モデルナ製ワクチンの使用停止の原因は、特に2回目の投与後、接種後4週間以内、主に最初の2週間以内に心筋炎や心膜炎などの副作用のリスクが増加する事が、スウェーデンと北欧のデータソースからの新しい予備分析から明確になったとしています。
心筋炎や心膜炎は通常自然に治る場合もありますが、疑わしい症状は医師が判断する必要があるとしています。
心筋炎および/または心膜炎の症状は次のとおりです。
○倦怠感と息切れ
○不整脈と動悸
○体の発熱と痛み
○胸の圧迫感や重さ
○深く呼吸すると痛い
○胸の左または中央の痛み
スウェーデン公衆衛生庁は、代わりにファイザー製ワクチンの接種を推奨しています。
ノルウェー公衆衛生機構は、スウェーデンの発表を考慮し、2回目の投与は、初回にどのmRNAワクチンを接種したかに関係なく、ファイザー製ワクチンを接種する事を推奨しています。
https://www.fhi.no/en/news/2021/myocarditis-in-boys-and-young-men-can-occur-more-often-after-the-spikevax-v/
ノルウェー公衆衛生機構によると、米国から報告された副反応のモニタリング分析では、ファイザー製のワクチンよりもモデルナ製のワクチンを2回目の接種として使用した場合、心筋炎の頻度が高い可能性が示唆されていましたが、その数は少なく、不確実なものとされていました。しかし、カナダ・オンタリオ州の新しいモニタリングデータは、この観察結果が正しいことを立証しており、ノルウェー、スウェーデン、その他の国の予備的なモニタリングデータも同じことを示している可能性があるとしています。
心筋炎は、心筋の炎症が発生するmRNAワクチンのまれな副作用であり、ファイザー製とモデルナ製の両方のワクチン接種後に観察されていおり、特に男の子と若い男性の間で、若い年齢層でより頻繁に発生します。これは主に2回目のワクチン投与後に見られるとされています。
過去の米国の資料では、若い世代がmRNAワクチン接種後に心筋炎/心膜炎が多発している事については、ファイザー製の方が多かったのですが、スウェーデンが今回の決定に至るためのデータは異なっていたようです。
https://www.cdc.gov/vaccines/acip/meetings/slides-2021-06.html
日本で、新型コロナワクチン接種を受けた方で、体調に変化がある方は、医師の診断を受けるのが良い気がします。