2021年10月29日

ワクチンを接種した人がデルタ型ウイルスを容易に家族へ感染させることが判明

 イギリスの研究チームが、ワクチンを接種した人がその家庭内接触者に、デルタ型ウイルスを容易に感染させることを明らかにしました。
 https://www.thelancet.com/lancet/article/s1473309921006484

 今回の研究結果では、新型コロナウイルス接触者から繰り返し頻繁にサンプリングを行うことで、ワクチンを接種した人が家庭内で、ワクチンを接種した世帯員も含めて感染させる可能性があることが分かったとされています。
 621人が参加した今回の研究では、デルタ型ウイルス感染者の家庭内接触者205人のうち、デルタ型ウイルスに感染した家庭内接触者のSAR(secondary attack rate: 二次発病率)は、ワクチン未接種者で38%、ワクチン接種者で25%とされています。

 ワクチンを接種した人の感染は、ワクチンを接種していない人と同じようなウイルス量のピークを示しながらも、より早く解消されることが分かり、また、陽性と判定されたワクチン接種者の接触者は、陰性と判定された接触者に比べて、ワクチン接種を受けた時期が長かったことから、著者らは、免疫力が低下している証拠であり、追加接種の必要性を裏付けるものであるとしています。

 ワクチン接種後2〜3ヶ月で感染しやすくなることが示唆され、防御免疫が弱まっていることと一致し、最近の大規模データと一致しており、さらなる調査が必要であるとされています。
 症状に基づいた1回限りのサーベイランス検査では,真のSAR(secondary attack rate: 二次発病率)はおそらく過小評価されており、ワクチンの効果を過大評価している可能性もあるとされています。

 今回の研究結果は、ワクチン接種率が高い国でも、なぜデルタ型が世界中でCOVID-19の感染者数を増やし続けているのかについて、重要な洞察を与えてくれるとされています。


 英国は、週2回の抗原検査(検査キットは薬局やオンラインで無料配布)を推奨し、陽性になった場合は、更にPCR検査を行っているため、繰り返し頻繁にサンプリングを行う事が可能になっており、今回の研究結果に結びついたのだと思います。
 英国の感染状況等は、以下にて確認できます。
 https://coronavirus.data.gov.uk/


 昨今、日本国内では感染者数が減っていますが、多くはワクチン接種後2〜3ヶ月経過しておらず、更に、以下の状況が考えられるかもしれません。
○有効期限が切れた抗原検査キットやPCR検査キットを使用している
○ヨモギ属植物に含まれているアルテミシニンが花粉と共に空気中に拡散している
○ワクチン接種後の体調不良が、新型コロナウイルス感染によるものだが、ワクチン接種後の副反応と錯覚している
○ワクチン接種後の入院や死亡により、検査数が減っている

 今後、デルタプラス型やAY.x変異型が世界中で広まる懸念もあり、安心するにはまだ早いかもしれません。
posted by Auctor at 02:22 | Comment(0) | 時事ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする