https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/statement/2021/1129kaiken2.html
https://corona.go.jp/news/news_20211105_01.html
国立感染症研究所では、新型コロナウイルス感染症患者に対する積極的疫学調査実施要領(2021年11月29日版)が公表されました。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2559-cfeir/10800-covid19-02.html
一点、気になるのが、国立感染症研究所が発表したベルギーでの1例で、「トルコ経由でエジプトから渡航した若年女性1例が報告された。この症例は、ワクチン接種歴がなく、過去の感染歴は確認されていない。この症例で、南アフリカやアフリカ南部地域への渡航歴は確認されていない。現在、この症例は、インフルエンザ様の症状があるが重症ではない」と記されています。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2551-cepr/10792-cepr-b11529-2.html
エジプトでは、大統領保健顧問のMohamed Awad Tag El-Din氏が、2021年11月29日に、これまでオミクロン変異型の感染者は記録されていないと発表しています。
Mohamed Awad Tag El-Din氏は、テレビ番組で、「ウイルスの変異や変化は、それがコロナウイルスであろうと他のウイルスであろうと、ごく自然なことです。科学的には、繰り返し感染したり、予防接種を受けたりすることで個人の免疫が形成されると、生物としてのウイルスが自分を守ろうとして、変異することは正常なことです。コロナウイルスがどのように変異したとしても ウイルスの拡散率や症状とその重症度に変化が見られない限り、心配する必要はありません。」と述べました。
完全なワクチン接種(最終投与から14日後と定義)からの平均期間が約3カ月(平均 = 101.6日プラスマイナス57.7日)でブレイクスルー症例が多く発生し、240日後には、新型コロナウイルス感染に対するワクチン有効性は0%になる事が一部の研究論文で発表されています。
マレーシアの厚生労働大臣は、迅速抗原検査(RTK Antigen)およびRT-PCR検査は、オミクロン株の検出に有効であると述べています。
トルコ政府は、先週土曜日に、避難便を飛ばし、南アフリカから41人の自国民の避難を実施したと一部報道がされています。
いくつかの国では、渡航制限が実施され、自国民避難の準備をしていますが、国内到着後の隔離期間が1週間から2週間のため、今後いくつかの国では感染拡大に繋がるかもしれません。
「オミクロン株(B.1.1.529 系統の変異株)に対する指定国・地域」以外の国でも、南アフリカからの渡航陽性者が見つかっており、今後の状況を注視していく必要がありそうです。