2021年12月31日

スウェーデンのNorthvolt社が2022年にリチウムバッテリーセルを商用提供開始へ

 スウェーデンのNorthvolt社が大型工場でリチウムバッテリーセルを組み立てた事を発表しました。
 https://northvolt.com/articles/first-cell/

 欧州企業によって大型工場でリチウムバッテリーセルが設計/開発/組み立てられ、2022年にリチウムバッテリーセルを商用提供開始される予定となっています。
 Northvolt社は、欧州自動車メーカーのBMW、Volkswagen、Volvo Carsから265億ユーロ相当の注文をすでに受注しています。

 Northvolt社の大型工場は、再生可能エネルギーのみを利用し、今後数年間で、100万台の電気自動車にバッテリーを供給するのに十分な量である年間60GWhを生産見込みとしています。

 Northvolt社は、リサイクル技術を活用し、2030年までにリサイクルセルから新しいセルの原材料の半分を調達する予定でとされています。
 https://northvolt.com/products/revolt

 廃リチウム電池は、今後、世界各国で需要が高まってくる可能性があり、レアメタル資源循環政策が重要になってくるかと思います。

 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構は、使用済電池から低コストで超高純度リチウム回収について、プレスリリースを発表し、今後、海水からのLi回収技術確立、すなわち無尽蔵のLi資源の確保を目指して研究開発を進めていくとしています。
 https://www.qst.go.jp/site/press/20211207.html

 今後、数年間で、世界の電気自動車の勢力図は大きく変化するかもしれません。


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2021年12月28日

人への投資を抜本的に強化するための3年間で4,000億円規模の施策パッケージのアイデア募集

 内閣官房が、人への投資を抜本的に強化するための3年間で4,000億円規模の施策パッケージのアイデア募集を開始しました。
 http://www.kantei.go.jp/jp/headline/seisaku_kishida/humancapital_package.html

 アイデア募集期間は2021年12月27日(月)〜2022年1月26日(水)までとなっており、従業員の方(求職中の方含む)/企業経営に携わる方/労働移動に関するサービス事業者(例:キャリアコンサルタント、人材紹介事業者等)/その他の方から、アイデアを募集しています。

 個人的に、以下内容を提案しました。


 タイトル: 新しい技術や動向を取り入れた教育を

 提案の具体的内容:

 世界の経済社会が、大きく変化する中で、新しい技術や動向を取り入れた人的資本への投資支援施策を行うべくかと思います。
 具体的には、以下、施策となります。
・在外公館にて、現地の新しい技術や動向の情報を集め、ホームページやSNSや政府広報等で毎週情報発信を行う
・新しい技術や動向を取り入れようとする事業者や個人を推進するため、既得権益のための規制を撤廃する
・教育コンテンツ等を無料で発信できる政府プラットフォームを準備し、事業者や個人が教育コンテンツを公開し公コンテンツ提供者は経済的利益を国(教育プラットフォームに広告掲載等を行う)から得る
・大学や研究機関が行う又は行っている先端技術研究等に対し、政府クラウドファンディングプラットフォームを準備し、研究資金を潤沢にし、研究者への人材投資を行う
・選択制週休3日制を推進し、週1日を学ぶ日にした場合に、国が学んだ従業員に対して、費用や給与等を国が全額補助する
・イギリスでの大学にて実施予定のパントマイム修士コースのような伝統芸術芸能に関わる人が学位を取得可能なコースを日本の大学院で創設する
・義務教育や高等教育の内容に、省庁職員や企業/団体職員やスポーツ選手や様々な職業に携わる方が出前授業を行える日を取り入れる
・上場企業は、人的資本情報開示を義務とする
 
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2021年12月27日

令和3年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果

 スポーツ庁が、令和3年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果を公表しました。
 https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/toukei/kodomo/zencyo/1411922_00003.html

 調査結果の概要として、令和元年度調査と比べ、以下の内容が挙げられています。
○体力合計点については、小・中学生の男女ともに低下した。
○「上体起こし」「反復横とび」「20mシャトルラン」「持久走」については、大きく低下した。
○「長座体前屈」は概ね向上した。
○「握力」「50m走」「立ち幅とび」については、中学男子以外は低下傾向が見られた。
○1週間の総運動時間が420 分以上の割合は、減少しており、特に男子の方が顕著である。
○運動部活動の平均活動時間は短縮している。
○学習以外のスクリーンタイム(平日1 日当たりのテレビ、スマートフォン、ゲーム機等による映像の視聴時間)は、視聴時間が2時間以上の割合が増加しており、特に男子が長時間化している。
○小・中学生の男女ともに、肥満の割合が増加。特に小学生男女、中学生男子は過去最大の数値。
○小・中学校ともに、体育の授業以外で体力向上の取組を行った学校が減少した。

 新型コロナの影響が、如実に表れている状況になっています。

 スポーツ庁の子供の運動あそび応援サイトでは、家庭でも楽しく行えるスポーツや運動等を掲載しているサイトをご紹介しますので、参考にするのも良いかと思います。
 https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/mcatetop03/list/detail/jsa_00012.html
posted by Auctor at 04:42 | Comment(0) | 時事ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする