2022年04月13日

高等学校情報科に関する特設ページ

 文部科学省が、高等学校情報科に関する特設ページにて、コンテンツの追加、項目の見直しを行いました。
 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1416746.htm

 2022年4月から高等学校においても新しい学習指導要領がスタートし、令和7年(2025年)度大学入学者選抜に係る大学入学共通テストにおいて情報の科目も追加され、今後、高等学校情報科に関するコンテンツの追加及び項目は、増々重要になってくるかと思います。


posted by Auctor at 00:08 | Comment(0) | 時事ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月11日

シンガポールがサイバーセキュリティ・サービス・プロバイダーのライセンス供与を開始

 シンガポールのサイバーセキュリティ庁が、サイバーセキュリティ・サービス・プロバイダーに対する新しいライセンスの枠組みを開始しました。
 https://www.csa.gov.sg/News/Press-Releases/csa-kicks-off-licensing-framework-for-cybersecurity-service-providers
 https://www.csro.gov.sg/

 既存の業者は、6ヶ月以内にラインセンスを申請又はサービス提供の停止が求められる事となりました。

 シンガポール・サイバーセキュリティ庁(CSA: Cybersecurity Agency of Singapore)は、このライセンスの枠組みは、消費者にセキュリティと安全性をより確実に提供することを目的としています。
 また、サイバーセキュリティ・サービス・プロバイダーの水準を向上させ、消費者とサービス・プロバイダーの間の情報の非対称性に対処することも目的としています。

 シンガポール・サイバーセキュリティ庁は、ペネトレーションテストとマネージドセキュリティオペレーションセンターのモニタリングサービスを提供するプロバイダーのライセンスを認可する予定としています。

 ライセンスは2年間有効で、個人は500シンガポールドル、企業は1,000シンガポールドルの費用がかかり、ライセンスなしで他人にライセンス可能なサイバーセキュリティサービスを提供する事業に従事することで有罪となった者は、最高で2年の懲役、最高で5万シンガポールドルの罰金、またはその両方を科されることになります。
 2023年4月11日までにライセンスが申請された場合、ライセンス料の50%が免除されます。

 シンガポール・サイバーセキュリティ庁は、サイバーセキュリティ・サービス規制局(CSRO: Cybersecurity Services Regulation Office)を設置し、ライセンス枠組みを管理し、すべてのライセンス関連事項に関して業界および一般市民との連携を促進することにしています。

 サイバーセキュリティ・サービス規制局は、ライセンシングの枠組みを施行し、ライセンシーや企業からの問い合わせやフィードバックに対応します。

 ペネトレーションテストはKALI Linuxがあれば容易に実行でき、その他各種ツールでも容易に実行可能なため、ペネトレーションテストを提供する企業や個人にライセンス料を課すのは、技術革新を阻害するような気もします。

 このライセンスの枠組みが、既得権益を守るために利用されるのか、又は、消費者にとって有益になるのかは、今後のシンガポールにとって重要な試金石になるかと思います。
posted by Auctor at 23:51 | Comment(0) | 時事ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月08日

カザフスタン共和国とシンガポールのPSA社がアクタウ港にコンテナハブを設置することに合意

 カザフスタン共和国産業インフラ開発省が、シンガポールのPSA社とアクタウ港にコンテナハブを設置することに合意した事を発表しました。
 https://www.gov.kz/memleket/entities/miid/press/news/details/352049?lang=kk

 複数の国際輸送回廊が交差するアクタウ港は、カスピ海の東海岸に位置し、イラン、トルコ、ロシア、アゼルバイジャン、トルクメニスタン方面の東西、南北のドライ貨物、原油、石油製品の輸送を1年中提供しています。

 シンガポールのPSA社は、シンガポールとアントワープで事業を展開する大手港湾グループで、世界26カ国、50以上の拠点にグローバルネットワークを有しています。

 今回の合意は、輸送・物流における協力や、税関・貿易プロセスのデジタル化に関する話し合いの一環で行われ、PSA社の代表者は、カスピ海横断国際輸送ルートによる輸送のさらなる発展に関心を示しました。

 カザフスタン共和国内務省の運輸委員会は、大統領の指示に従い、アクタウ港にコンテナハブの建設に取り組んでおり、カザフの海港を通過するコンテナの流量は10万TEU(1TEU: 20フィートコンテナ1個分)まで増加する事が見込まれています。

 今後、カザフスタン共和国経由でロシアへのドライ貨物、原油、石油製品が行われる事になるかと思います。
 一部の国がロシアの経済制裁を課したとしても、しばらくすれば、ロシアへの物流は滞る事は無くなるため、我慢比べの状況になっています。

 G7や西欧諸国の影響力は凋落しており、様々な国や企業へ影響を及ぼす力も弱っている事を認識する事が重要かと思います。
posted by Auctor at 00:14 | Comment(0) | 時事ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする