https://www.gov.kz/memleket/entities/miid/press/news/details/352049?lang=kk
複数の国際輸送回廊が交差するアクタウ港は、カスピ海の東海岸に位置し、イラン、トルコ、ロシア、アゼルバイジャン、トルクメニスタン方面の東西、南北のドライ貨物、原油、石油製品の輸送を1年中提供しています。
シンガポールのPSA社は、シンガポールとアントワープで事業を展開する大手港湾グループで、世界26カ国、50以上の拠点にグローバルネットワークを有しています。
今回の合意は、輸送・物流における協力や、税関・貿易プロセスのデジタル化に関する話し合いの一環で行われ、PSA社の代表者は、カスピ海横断国際輸送ルートによる輸送のさらなる発展に関心を示しました。
カザフスタン共和国内務省の運輸委員会は、大統領の指示に従い、アクタウ港にコンテナハブの建設に取り組んでおり、カザフの海港を通過するコンテナの流量は10万TEU(1TEU: 20フィートコンテナ1個分)まで増加する事が見込まれています。
今後、カザフスタン共和国経由でロシアへのドライ貨物、原油、石油製品が行われる事になるかと思います。
一部の国がロシアの経済制裁を課したとしても、しばらくすれば、ロシアへの物流は滞る事は無くなるため、我慢比べの状況になっています。
G7や西欧諸国の影響力は凋落しており、様々な国や企業へ影響を及ぼす力も弱っている事を認識する事が重要かと思います。