パブリックコメント「エキストラバージンオリーブオイルの表示に関する公正競争規約(案)」等に関する意見募集についてに於いて、意見募集中です。
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=235070039&Mode=0
「エキストラバージンオリーブオイル」は、国際オリーブ協会の国際規格において、その製法の違い、精製の内容等により品質ごとに区分され、このうち最も品質が高いものを「エキストラバージンオリーブオイル」と区分することが決められています。
しかし、日本は国際オリーブ協会に加盟しておらず、品質規格に関する法規定が無いため、農林水産省の農産物に対する法律であるJAS法では、「エクストラバージンオリーブオイル」と言う定義は無く、「オリーブ油の酸価は2%以下」の規定しかありません。
国際オリーブ協会によって定められている「エキストラバージン」は、以下の条件を満たしている必要があります。
@オリーブの実だけを使用していること
A機械的または物理的な作業のみによってつくられていること
B酸度が100gあたり0.8gを超えないもの
C風味に悪臭などの欠陥がひとつもないこと
D約20項目もの専門家による官能検査にパスしていること
詳細は、国際オリーブ協会の国際規格(COI/T.15/NC No 3)にて、既定されています。
https://www.internationaloliveoil.org/wp-content/uploads/2019/11/COI-T.15-NC.-No-3-Rev.-13-2019-Eng.pdf
日本独自で、公正競争規約を設定するよりは、国際オリーブ協会に加盟した方が良い気がします。